ひふみ笑福茶盛
今から150年前の幕末、高杉晋作が山形有朋、伊藤博文などと共に立ち上がり、攘夷一辺倒だった長州藩の姿勢を転向させ、明治維新の礎になったとも言われている「大田絵堂の戦い」の意義啓蒙と勝者敗者への分け隔てのない供養を通じて、日本を想い、地域を想い、家族を想って散っていった御霊への感謝の思いを馳せて頂ければ幸いです。
願成寺では、その意義のある歴史的事実を顕彰すべく、そして、時代や置かれた立場の違いで、表舞台の影となり平等に弔われていない方々を同じように思い続けるために始めたのが、「大田絵堂の戦い供養祭」です。
2024年より「笑福茶盛」として新たな歩みを始めたこの供養祭が、地元美祢市の歴史ある街の活性と、より魅力ある街づくりの一助となることを願っています。
地元の歴史の啓蒙と供養
一味和合
「同じ一つの味を共に味わって和みあい結束を深める」という一味和合の精神に則り、一つの大きな器でたてたお茶を、皆で助け合いながら廻しのみすることで、各々の価値観や生き方の違いからの分離や対立するのではなく、共に違いを認め、違いがあるからこそ補い合い、共に自分らしく生きていく事に想いを寄せて頂ければ幸いです。
場所：高倉山 願成寺 本堂（アクセスはこちら）
時間：
・9:30・・・追悼の辞・献茶・奉納舞
・11:00 / 13:30（2席）・・・招福祈祷・笑福茶盛（1時間ほどを予定しております）
＊茶席の内容は2席とも同じとなります。1席につき、最大20名ほどの予約制とさせていただきます。
料金：一般 2,500円・小学生以下 無料
＊大茶碗で回し飲みが可能な2名様以上でご予約ください。また小学生以下のお子様の参加は2名様以上の保護者同伴でお願いします。
＊お支払いは事前振込にてお願いしております。ご参加予約後に改めてこちらより振込先を明記したメールをお送りさせていただきます。
主催：ひふみ笑福茶盛 実行委員会
共催：大田・絵堂の戦いを顕彰しよう会、山口大学茶道部、願成寺
開催詳細
このお茶会には二つの願いが込められています。
一つ目は「笑福」。
一緒に申込みいただいた皆様で助け合い、笑い合いながら同じ大茶碗で回し飲みすることにより、笑い合い、福を呼び込むお茶会です。
二つ目は「招福」。
お茶はもともと薬として飲まれていました。お茶を飲むことで健康を招き、併せて１年間の幸福を祈って皆様お一人お一人にご祈祷をさせていただきます。
日時：2024年10月6日(日)
「大田絵堂の戦い」の殉職者53名の供養として、今を生きる私たちの「志」を記した写経用紙に灯を灯し、鎮魂の願いを込めて大田川に灯籠を流しました。
過去の活動
萩光塩学院高校書道部ををお招きし、「志命」をテーマにした書道パフォーマンス、写経体験、灯籠作りワークショップ、地元神楽舞奉納などの様々な企画を行いました。
2018年は明治維新150年の節目ということもあり、関係者を中心に今後の供養祭の在り方を再確認する意見交換会を行い、150年のの記念事業として桜の植樹をする企画の立案・準備期間としました。
「公益財団法人 日本さくらの会」様並びに「イカリ消毒株式会社」様の全面協力のもと、明治維新150年と「大田絵堂の戦い」の殉職者53名の鎮魂を願って、203本の桜を地元大田小学校の全校児童と共に願成寺の裏山に植樹しました。
この桜は「大田絵堂の戦い」殉職者の冥福を祈ることはもちろん、これから続いていく子どもや孫をはじめとする未来の子ども達の幸せを願うために、そしてこの地とご縁のある多くの「命」そのものを大切にしたい。そんなそんな願いを込めて植樹しました。桜の時期にはぜひお花見にいらしてください。
2015年 ひふみ灯籠
2016~2017年
2018年 明治維新150年 歴史講演会
大田・絵堂の戦いを顕彰しよう会
代表世話人 山口敏昭 氏
2019年 ひふみ桜 植樹準備
2024年 ひふみ招福茶盛
2020年 ひふみ桜 植樹
